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『えっとね、ヒカルちゃん。
シャルロット姫の話し相手をしてもらう為に、時間割りを調整していたのだけど、なかなか良い時間帯がなくて…
そこで、シャルロット姫にも一緒に勉強するご学友がいた方が刺激になるのでは?と無理矢理に理由を付けて、それにヒカルちゃんをと話を進めたの。』
ここまでは良いかな?と一度話を区切ってくれる。
『そこに頭の固い宰相が、そんな身分の低い教養の無さそうな子供は悪影響になりますと反対してね…
それでも何とか食い下がったら、それならヒカルちゃんの実力を調べて宰相が認めるレベルならと話になったわけ…』
「理解してくれた?」とヒカルに問いかける。
ヒカルが返事をしようと口を開きかけた時、横から何やら不機嫌全開のオーラが…
『…!
…私達の
……
息子を…
教養のない子供!?』
こんなに低音の声を、女の人が出せるんだと思うぐらいの低くドスの効いた声が響き、リズもリタもヒカルもヒッィと思わず漏れる。
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