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2人に言われた事の意味を考えるヒカル。
家族に限らず仲良くしている人達が、僕の為に知らない間に怪我や揉め事に巻き込まれたら僕は自分自身を許せない気持ちになるだろう。
「…そうか…」呟きがもれる。
僕はリタに対して、そんな気持ちを抱かせたんだな…
僕の行動は間違いなのだろうか?
この気持ちはダメな事なのだろうか?
僕にはまだ分からない…
『リタの言いたいも分かったよ。
手伝ってくれるの?』
「手伝いじゃなくて、私のことなの。
私がヒカルにお願いすることよ。」本当に分かったのとばかりに、頬を膨らませて拗ね始めるリタ。
アニエス ママも、
「仕方がないなヒカルは…
まだまだ成長が必要ね。」と苦笑しながら暖かい眼差しを向ける。
結局、問題が解決するまでネックレスは家の中だけで付ける事にし、ヒカルの案も折角だからと進めることにした。
原因でもある遺跡も、月の紋様を手掛かりに探そうと言う話に、その前にルイさんにも話を聞かないとね。
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