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さすがに無理なので、普通に近付いていくと…
「私が変わりに甘えてあげるわよ。」とアニエス ママが、フレアお姉ちゃんの頬を摘まんでむにゅむにゅと上下左右に引っ張る。
『いひゃいのしゃ、ひゃめれアニへシュ』
「聞いたわよ。
また騒動起こしたわね。
アレンもちゃんと止めなさいよ。」と両手は高速で動かしながら、アレンを見据える。
「そんな事を言われても、素直に聞くと思うのか?」俺を怒るのは理不尽だとばかりに、言い終えた後に溜め息を吐き出すアレン パパ。
「仕方がないか、フレアだしね。」とそれで納得したと視線をアレンから外す。
「もう夕飯の時間だから、最後ね。」と左右いっぱいに引っ張ってからフレアを解放する。
「頬が、頬が~
千切れるのじゃ」と床の上で転がるフレア。
2人ともフレアお姉ちゃんを放置してそれぞれ行動を始めたみたい。
ヒカルが苦笑してフレアに、
「大丈夫?
フレアお姉ちゃん。」と声を掛けてると隣でリタが今のやり取りに唖然としていた。
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