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『お久しぶり、ヒカル君。』
『こんにちは、レティシア姫、シャルロット姫。』
『今日はごめんなさいね。
でもシャルロットの為にも頑張ってあげてね。』
「本当にあの石頭の宰相が…」とブツブツと不満を漏らしている。
「ヒカル君、ごめんなさい…
でもヒカル君と一緒に、勉強やお話出来たら…
とても嬉しい。」不安そうに話をしていたが、最後にヒカルに向かって可憐な笑顔を見せてくる。
『僕もシャルロット姫とお話したいから、頑張るよ。
応援してね。』
「うん…、応援するね。」 と、ヒカルのほっぺにちゅっと軽く触れるだけのキスをする。
されたヒカルも見ていた2人も、シャルロットの予想外の行動に驚いて次の行動に移れなかった。
王女の立場では婚約者か伴侶へにしか許されない行為、激励なら相手から手の甲への口づけを許すだけである。
レティシアもまだ婚約者も決まっていない為に、当然キスは未経験…
「「私もまだなのに!」」とレティシアとリズの声がきれいに重なる。
「え!?
リズ、まだなの?」直ぐさまリズに驚きの表情を向けると、切なそうな瞳に変わる。
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