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『逃げろっつってんだろうがぁぁあ!』
一聖が叫んだ。
もはやツッコミに近い言いようだ。
迫るビームを防ぎ、次のビームがくる前に一聖はバニッシュメントを怯んだヴェノムへと向け、そしてヴェノムを掴むとビームを撃とうとしたもう一体のヴェノムに向かって投げつけた。
当たりはしなかったがヴェノムにも味方意識はあるようだ。
仲間であるヴェノムが射線に入った為、常にビームを放っていたヴェノムとビームをチャージしていたヴェノムは撃ち方を止める。
しかし直ぐに2体共再び手をバニッシュメントにかざした。
『間に合わねえ、眼鏡っ娘! コレに入ってろ! コックピットは胸元だ、いいな!』
それだけ言うと一聖はバニッシュメントを操り、囮として現れたもう一体のロボットを固定台から引っ張り出すと、その場に倒した。
まるでゴミでも捨てるかのように。
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