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*ダイジェスト*
受付でもらった用紙を測定担当の女性に渡した琴音は、身長・ウェスト・腕の長さ等をひと通り測定していく。
まぁ、ここまでは中学の制服の採寸と同じ事なので割りきっていたが――
「じゃあ、次は胸囲を測りますね~」
と言われた刹那、琴音の動きが固まる。
隣に目を向けると、遥も胸囲を測ろうと、着ているシャツを捲り上げ用としているところで――・・・
「わ、わたしもああしないとダメですか?」
と思わず訊いたところ、担当の人は「そのままでも大丈夫ですよ。こちらで数値を補正しますので。」と言われて、ホッとした。
―――
――
「・・・かなり精神を削られたような気がする・・・」
測定が終わった後、遥にもたれるようにして言う。
「こんなんでヘタってたら、これから先の身体測定の時困るよ~?」
と言われて、「あ゛~」と声を漏らしながらうなだれた。
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