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頭で理解するのに時間が掛かった布我は数秒後に少女から慌てて目を反らした。
しかし、布我の頭の中にはくっきりと少女の姿が映っており分かっていながらも目を力任せに瞑り左右に首を激しく振った。
「はははっ男の子だね~」
一瞬、彼女が喋ったと思い目を開いた。
少女にしては明るくハキハキと見た目とギャップのある声だった。
しかし、少女は先ほどと変わらない位置で何かを発したようには見えなく布我は再び少女の裸を見てしまう。
「もぉぉぉぉぉぉぉっ!」
同じ過ちを繰り返してしまったこと、なぜ彼女は全裸のまま布我の前に未だに立っているのか、二つの意味を込めて叫び、悶えた。
「くっ・・・・・・くくっ・・・・・・」
息を殺し笑うのを必死に堪える声が後ろから聞こえた。
そう、後ろから
なぜ、後ろにいることしかも声が後ろから聞こえた事も気づかず前の少女だと勘違いしてしまったのか布我は恥ずかしく思い今度こそ裸ではないことを祈りつつ後ろにいる人物に目を向ける。
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