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結論から言うと裸ではない
確かに裸ではない。
それはありがたい。
目の前には少女と一匹の犬がいた。
少女の方は布我と同じか1年下ぐらいの年齢に見える。
髪型はボブカットにほんのり茶髪。
バスケが似合いそうな運動大好きっ子、というのがピッタリな少女だ。
おそらく先ほどから声を発しつたのも彼女であろう。
ここは問題ない。至って普通だ。普通サイコー。
隣だ。
そう、問題は隣なのだ。
少女の隣にいる犬は白く犬というよりはオオカミに近い見た目をしている。
ここはあまり自分が動物に詳しいわけではないからそんな種類がいるのだろうかと思ってしまうが。
そんな布我でもこれは犬ではないと断言できた。
でかいのだ。
そう、でかい。
もうでかいとか言ってられないほどでかい。
大きさは隣にいる少女など裕に超え5倍、いや7倍の身長分はあるだろう。
ていうか、もう顔が少し葉っぱで隠れている。
布我はこれまで驚きっぱなしで言葉を発することができなかったがここではなぜか言葉が出せる気がした。
というよりは思わず反射的につっこんでしまった。というのが正しいのかもしれない。
気づいたときには
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