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観念しやがれ
観念 には、西洋哲学用語と仏教用語 の二つの意味があります。
西洋哲学での「観念」は プラトンのイデアを主観的な感覚世界でとらえることに対して呼ぶ名称である というのが主流みたいです。
ドラマなどで悪人に向かって「カンネンしろ」という 「観念」 は もちろん仏教用語からきています。
物事の背景にあるものに想いをはせて 深い見方をする という姿勢から、仏の世界の真実を知る。
仏教用語の観念はそういう視点、思想を表現します。
それは主に、事実や正確な情報をもとに 物事を深く考えることができない 推測や 思想世界の不確かな資料をもとに考えることが 観念の世界であることを意味します。
観念の世界は 確認や証明が困難な世界ですが
「お米の一粒一粒に神様が住んでいる」
という言葉に 生産者や調理人の気持ちがごはんにはこもっているのだ といった 心の大切な部分を作り上げる世界です。
簡単に言えば
「嘘も方便」
これは 時として 真実よりも大切
そういう心を失うと いつまでもカンネンしない悪人が生まれるんですね。
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