ボロボロヒーローと次元の牢獄

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その中身が強いのなんのって、周りのヒーローを一掃したんだぜ?サノスかっての!(アメコミのヒーロー兼悪役。アメコミの中の全てのヒーローを一撃で全滅に追い込んだ)ほんと、反則級だよなー。 でも、辛うじて主人公は生きてたし、作者権限のおかげで俺は無傷だった。だけどじり貧なのは目に見えてた。それと、分離時にエネルギーをごっそり持って枯れて、死にかけているミズキも見えた。 あ、このままだとミズキ死ぬな。って思ったらさ、いつの間にか俺全エネルギーを主人公に渡してんのな。ほんと、俺ってばいい脇役だよ。 で、そこで逆転サヨナラ勝利ー、って感じ。まあ、必要以上にエネルギーを主人公に渡しすぎちゃって、これで俺死んだなーとか思ってたら、ミズキ泣いてんのよ。 俺のために。 あー、これは生きなきゃだめなパターンだな。って思ったし、よくよく考えたらミズキ守らなきゃ舞さんに殺されるなって気づいたから、その場の雰囲気とノリで復活!その後ミズキを慰めにいったら殴られた。 あの子ね、今はだいぶ落ち着いたけど、当時は笑顔で俺のことブン殴ってきてたんだよ。俺Mじゃないからさあ、ちょっと引いたよね。 ああ、また話がそれた。 んで、ミズキといろんな世界を回っていくうちに、あることに気が付いた。 恐ろしいまでに、ミズキの運がない。 いや、性格には、ミズキの次元での運が全くない! どうやら、次元に嫌われてるんだなと分かったのは、二人で12の世界を回った時辺りかな? なんか、その世界の神がね?理由もなく俺らを殺しに掛かってくんの。 まあ、俺もその時には作者権限使いこなしていたから、ミズキを守りつつ殲滅したけど、これじゃ次元に安寧の地は無いと判断して、次元の狭間に家を建てた。 すっごい喜んでくれたのは記憶に新しいね。
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