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｢…で、どうしたんですか？新年早々｣
上司の話は置いといて、今はそれが疑問だ
｢あ、二人にお年玉でもと…｣
そういって薫さんが渡してきたポチ袋、中身を(開かずに感じて)見ると、諭吉さんが１、２、３……
｢ちょ！大丈夫ですから取っておいて下さい！転職仕立てで大変な時期に｣
慌てて薫さんの手にポチ袋を返す
｢いえいえ、私こう見えて前の職場で結構稼いでいましたし、退職金も出たから結構お金持ちなんですよ？…軽く３世代遊べるくらいは…だから心配ないですよ！｣
薫さんはボソッと言ったつもりだろうが、俺にはばっちり聴こえてしまった
…この人何やってたんだろう
｢まぁ…そこまで言うなら…｣
俺はポチ袋を受け取り、二人を呼んだ
｢薫さんからのお年玉だ、お礼言っておけ｣
｢｢有難う御座います！｣｣
『お礼はきっちりしろ。金が絡んだ場合は尚更きっちりしろ』銀河家の家訓の一つだ
｢そう言えば、海苔餅と日本酒を持ってきたんで、一杯やりませんか？｣
｢わざわざ有難う御座います。いいですよ！｣
今年は餅も食えそうだ
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