ヒーローの平日

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⑨に鉄拳制裁したあと、改めて先生先輩の話を聞く 「これは変身ブレスレットだ」 おぉ、先輩の口からまともなアイテムの名前がでた… 「まぁ、使ってみてくれ」 「使いますよ!」 いつものガラクタのテスターやっていたから、まともなものが出てくるとどうも喜んでしまう。(ガラクタの一例。赤くなって三倍になる機械。突如巨大化する正義の悪役面ロボットetc.) 「で、どうやったら変身できるんすか?」 「ファイズアクセルフォーム的な感覚で」 「感覚って…」 とりあえずやってみよう、文字盤に指で軽くさわる …が、変化はない。失敗か? 「嘘だ」 この人は…… 「文字盤の上のボタンを押してくれ」 「これか…」 ボタンを押すと… 『ハッピィィィバァァスデェェェェイ!!』 「鳴神さんが誕生日を祝ってくれる」 「要らねぇぇ!死ぬほど要らねぇ!てか鳴神って誰だよ!」 「ご近所さんだ!まぁ、冗談はこのくらいにして…」 「もうボケないでください…」 俺の身がもたん……主にストレス的な意味で。 「文字盤を回してくれ」 文字盤を半分ほど回すと、カチリと音がして止まり、服が戦闘服にか変わった 「おお!」 今回はかなりすげぇ。いつもは「一家に一台の時代がくる」とかいって、全自動卵割り機を作ってたし、最高傑作じゃないのか? 「文字盤を元に戻すと元に戻るよ」 戻してみた 戻った 「すっげぇぇぇぇ!!!」 見直した!今回の発明で見直した!
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