ヒーローの平日(笑)

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「まぁ、やる分には問題ないんだけどさ……ただってわけにも行かないよねぇ」 なんだこいつ、いっちょまえに条件付けてくる気か? 「こいつって酷くない?」 心を読まれた! 「こっちの条件はさ、メイド服でご奉しゃぼぉぉぉぉ!」? 必殺の右ストレートが神の顔にめり込む。 「ん?聞こえなかったなぁ、もう一度言ってみて下さいよぉ……!」 「ギャァァァァァ!!!アイアンクロー止めて!死ぬから!神様と言えど死ぬから!」 女の子にアイアンクローで持ち上げられる巨漢の筋肉……シュールだなおい。 「じゃあ、元に戻してくれますか?」 「戻す!戻すから放してぇぇぇぇ!!」 言質は取った。開放。 「あー、死ぬかと思た」 なんだろう、小馬鹿にされた気分。思たってなんだよ。 「いっぺん………死んでみる?」 「怖!激似過ぎて怖!!」 さて、なぜこんなのと知り合いなんだ? と思っている読者もいると思うので、説明しよう 飛ばされた事があるんだよ、異世界に え?「普通戻って来れないんじゃないか?」だって?……チートの力を使って戻って来たのさ! 親には「いい加減成仏しろ」って念仏唱えられたけどね………さすがに2年音信不通は長いよね。今は仲いいよ。普通に長期休暇と正月には帰るよ。 まぁ、そこら辺は別な時に話すとして 「戻った…………!」 「はいはい、めでたしめでたし」
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