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平和な街、千大
その平和は、ひとつの悲鳴で破られた
「きゃーっ」
女性の悲鳴と共に、不気味な集団が、何故か公園に現れた。理由はたぶん無いだろう。
「ははははは!我はカオス様のしもべ、デオ・ドラントなり!貴様らを我々の支配下に置いてやる!」
そういって、戦闘員に指示を出し、公園の遊具を壊し始めたデオ・ドラント(略してデオ、見た目は小学校中学年くらいの少女)どうやら理由はあったらしい。やってることが果てしなくセコイというか、なんというか、まぁそんな感じだが。
しかし普通のヒーローだったらここら辺で「待て!」とか「止めろ!」とかいいながら来るのが定石なのだが………
来ない
いくら待っても来ない
壊す物もなくなり、3時間ほど待って、あれ?やっぱり公園は襲う場所としてインパクトが足りなかったかな?と、若干デオが不安になり、戦闘員が2名ほど定時で帰ったそんな時
「待てぇー……」
来た、やっと来た。超が2~3個付いてもおかしくないほどのルックス、ダルッダルのティーシャツにズルズルのジャージ。ボサボサの髪で目は死んでいる青年が…
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