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よし、ここからはわたくし瑠花が語り部をします!
記憶を無くした女性、優香さん。彼女が着ている服に、妙な違和感があったんです。そして先ほど、違和感の正体に気づきました。
(あ……英雄さんが今日着ていった服だ)
さらに!彼女の左手にはあの変身ウォッチが!
……これはもう確定でしょう
彼女の正体は…英雄さんです!
てか、よく見たらあのちびっこと一緒に来たときに強制性転換の姿まんまじゃん
(この事実をどう伝えるか…)
一応記憶を失っているのは本当らしいし、いきなり「あなたは男だったんだよ~ヒーローだったんだよ~」なんていっても分かってもらえないだろうし…
考えるのを諦めよう!
無駄だ!なんか面倒臭くなってきた!さっさと蕎麦食べてお風呂入って寝よう…
ズルルルッ
~少女食事中~
カッポーン
~少女入浴中~
「鈴さん私もう寝ます。お休みなさい」
「寝逃げでgoodnightですね分かります。じゃあ、優香さんも泊まっていきますか?」
「いえ!そんな!泊めていただくなんて…家のかたが何と言うか…」
あんたがその家の人だ…
「あぁ、それなら大丈夫、さっきその人から『今日は帰れそうにない。人を泊めるのはご自由に』ってメール来たから」
…!!!!!!??
……なら……この人は……一体……
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