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「………うん、まあこんな感じかな?後は流れで結婚しよってなった」
ふむ、なるほど。両者ともにお互いを思いやっているのだな。
………時に、亜狂が虐められていた、と言うのが気になるが、虐められるほど弱いのか?………能力を貰うまでなにも出来ないような男ではないはずなのだが………
「ほう、俺が虐められていたのがよっぽど不思議って顔してるな。それは、アレだよ。当時の俺って、人のことを考えすぎるタチだったんだよ。
この拳で相手を殴ったら、殴られた方は絶対痛いよな。とか、
やり返したら相手も悲しいよな、とか。そんなこと思ってた。
んで、リアルから作者権限を貰ったときに、一番最初に、自分を狂わせた。
生半可な気持ちじゃ、ミズキは見つかんないと思ったからね!
それまではリアルと同じ名前だったけど、狂った時に名前がトんだ。
トんだお陰で、狂った自分が更に狂って、一周回って正常になった。正に『狂』いの『亜』種って感覚だね。
これ幸いと、自らを亜狂と名付けた。
………そうそう、狂って狂った優しい精神は、自らに敵意を向ける人間にかける慈悲なんて物は持ち合わせちゃあいないんだよ。
クラスメイト及び、その家族全員に鉛弾をぶち込んだとき、俺は間違いなく笑っていたね。うん。
あ、ちなみに1人、特に俺を虐めていた人間は、全身不随にして生かしてあるよ?親はしっかり殺ったけどね!
しきりに助けてって連呼してたから、目の前でオヤコロやって、その後耳元で、
『全部君のいじめが悪いんだ。君が虐めなければ、君の親やクラスメイト、その親は死ななかったんだ』
って言って立ち去ったんだけど、精神的は廃人だよ!やったぜ!」
………この話を聞いた人間は、成功で1、失敗で1d3のSANチェックだ。
なんだこの男。やっていることが可笑しすぎるだろう!?
吹っ飛んでいるにも程がある!本当に人間なのか!?
「いや、人間だし………うーん、アスラは人間の定理ってなんだと思う?俺はね、心があって、言語のコミュニケーションがとれて、見た目で拒否されない物だと思ってる」
っ!?まさか心が読めるのか!?
「ああ、俺と会話するときは心理プロテクトを魔法か何かでかけておくといいよ?」
「そういうことは早めに言えっ!!」
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