3746人が本棚に入れています
本棚に追加
精神に堅く魔法をかけ、再び亜狂との会話を再会する。
「えーと?次はなにが聞きたい?お父さん何でも答えられるよ!」
ふむ、ならば………
「ミズキはどうしてあんなに強いのだ?一見すると、亜狂とはまた異質な強さなのだが……」
「なるなる。オッケー。今回は疑問返答回だね!」
回?
「ああ、アスラはまだ第四の壁すら見えて無いのか。今度教えてあげるよ。
んで、アスラの強さの秘密かぁ………
そうだねぇ。俺もよくワカンネ。だから…………そこの物陰から覗いている本人に聞いてみたら?」
亜狂が指を指した方向には………何もない。ただの壁があった。
バカにしているのかとつっこもうとしたその時。
「ばーれーたーかー」
と、空間がゆがんでミズキが出てきた。
亜狂の後ろから。
バカはコイツだったな。
「はいはい、アスラさん?私の話をコレにするなって言ったよね?
私 言 っ た よ ね ? ? 」
ドォンッ!!
っ!?威圧だけで我を吹き飛ばしたっ!!?
「い、言ってない!亜狂からミズキとの馴れ初めと、強さの秘密を聞いていただけだっ!」
クソッ………意識が…………飛…………
「言いつけは守っている………………ならいっか!」シュウンンン………
ど、どうにか怒りを納めたようだな………
一瞬、人ならざる者の姿が見えた気がするが………まさかコレがっ!
「ほう、その顔は、どうやら分かったようだな。そう。ミズキは体の中には、いくつか神話生物が入っているみたいなんだよ。それこそ、ユニコーンみたいな有名処から、ヨグソトースみたいなマイナーでもバカみたいに強い神とか。えーと、確か………何体だっけ?」
「108の妖怪と、48の化け物。72柱の神がセットで入ってる」
「そうそう。でも強くなったのは体と頭脳くらいなんだよねー。アハハハハ!」
「ま、入ったのは成り行きみたいな感じだったし、前に入ってた奴よりは全然だったから割と多めに入ったよねー。ははっ」
……………
もう、あれだ。言葉が出ない。
神を成り行きで体に取り込む?そんなことをホイホイとやっていたら、最初の一柱で体が吹き飛ぶだろう。
最初のコメントを投稿しよう!