ボロボロヒーローと次元の牢獄

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精神に堅く魔法をかけ、再び亜狂との会話を再会する。 「えーと?次はなにが聞きたい?お父さん何でも答えられるよ!」 ふむ、ならば……… 「ミズキはどうしてあんなに強いのだ?一見すると、亜狂とはまた異質な強さなのだが……」 「なるなる。オッケー。今回は疑問返答回だね!」 回? 「ああ、アスラはまだ第四の壁すら見えて無いのか。今度教えてあげるよ。 んで、アスラの強さの秘密かぁ……… そうだねぇ。俺もよくワカンネ。だから…………そこの物陰から覗いている本人に聞いてみたら?」 亜狂が指を指した方向には………何もない。ただの壁があった。 バカにしているのかとつっこもうとしたその時。 「ばーれーたーかー」 と、空間がゆがんでミズキが出てきた。 亜狂の後ろから。 バカはコイツだったな。 「はいはい、アスラさん?私の話をコレにするなって言ったよね?  私 言 っ た よ ね ? ? 」 ドォンッ!! っ!?威圧だけで我を吹き飛ばしたっ!!? 「い、言ってない!亜狂からミズキとの馴れ初めと、強さの秘密を聞いていただけだっ!」 クソッ………意識が…………飛………… 「言いつけは守っている………………ならいっか!」シュウンンン……… ど、どうにか怒りを納めたようだな……… 一瞬、人ならざる者の姿が見えた気がするが………まさかコレがっ! 「ほう、その顔は、どうやら分かったようだな。そう。ミズキは体の中には、いくつか神話生物が入っているみたいなんだよ。それこそ、ユニコーンみたいな有名処から、ヨグソトースみたいなマイナーでもバカみたいに強い神とか。えーと、確か………何体だっけ?」 「108の妖怪と、48の化け物。72柱の神がセットで入ってる」 「そうそう。でも強くなったのは体と頭脳くらいなんだよねー。アハハハハ!」 「ま、入ったのは成り行きみたいな感じだったし、前に入ってた奴よりは全然だったから割と多めに入ったよねー。ははっ」 …………… もう、あれだ。言葉が出ない。 神を成り行きで体に取り込む?そんなことをホイホイとやっていたら、最初の一柱で体が吹き飛ぶだろう。
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