1.想いと祈り

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あの蒼空に手をのばす 届く筈ないと 分かっているクセに 掴もうとして、空を切る 掌には何も残っていない それはまるで砂時計の砂のように サラサラと手から落ちていく 意味もなく、悲しんでいると 急に、雨が降りだした 私の心を代弁するかのように 空が、泣いている 私の心も、泣いているの…? いくら手を伸ばしても、届かない空 それはまるでーー… .
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