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「お前ホント変わってるよな。」
「何で?」
「ほら、俺こんなだからさ。」
上から下までじっくり見ていくと、まぁ確かに。
ちょっと茶髪なストレートな髪の毛とピアス。
胸元の大きく開いたブイカットのシャツ。
世にいう不良だ。
でも…なんか
「かっこいいね…。」
「……は?」
「あぁぁぁあ!ご、ごめんね!?な、なんか口走っちゃって!」
「や、べつにいいけど……お前顔真っ赤だぞ。」
「う、うそ!」
や、やばっ。
慌てて両手で顔を隠す。
「や、今さら遅いって。」
ははっと笑う憂はSだと思う。
「うぅーだって……。」
「お前嘘、つけないタチだろ。」
「うっ……やっぱり直した方がいい?」
「や、べつにいいけど。ってかその方が可愛い。」
カアァァァ
「ホラ、またそうやって……。」
「お、お世辞はいりませんっ!」
「お世辞じゃないって。だから、そんな拗ねんなよ。」
「フンッ」
「ってかお前時間大丈夫か?今4時だけど。」
「えっうそっ!!ま、まって~。やばい~、ごめんなさい。また明日!」
「おー。」
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