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「ルームシェアの相手はやっぱりあんただったか……。」
「……やっぱりってどういうこと?」
「あの大家のばーさん俺のばぁちゃんなんだよ。」
「え!?そうなの?」
「そう、それで中途半端に聞いてたのがまずった。どうりで愛理って聞いた時どっかで聞いた事ある名前だと……。」
「私も思いました。」
ハイッと言わんばかりに
腕を振り上げる。
「だから敬語いらねぇって……。」
「だって私の先輩だし……。」
「俺がいいって言ってんだからいいんだよ。」
「はい……。」
「よし。」
大切なモノを撫でるように
頭を撫でる。
きもちいなぁ……。
眠くなってくる。
もっと温もりを感じたくて、
もっと撫でてほしくて、
撫でてる掌に頭を擦り付ける。
すると、自然に頬が緩んでしまう。
「………お前……なんつーか、無防備だな。」
「……え?」
「や、何でもない。」
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