出会い

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パンチラを見るなんて何年振りだろうか。 いや、パンチラという言葉を使うのは高校時代以来ではないか・・・。 ともかく、その真っ白いパンツは、いやらしいというものでは全く無く、むしろ青春時代の真夏の匂いをよみがえらせてくれたのだ。 少女は立ち上がり、「えへっ、落としちゃいました♪」と無邪気にはにかんだ・・・。 私は、カチューシャの入った袋をぶら提げて、井の頭公園を後にした。 彼女の名前でも訊けばよかったかな。しかし、訊いてどうする。 私の青春はとうに終わっているのだ・・・。
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