**いつもの日常**

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こーたは、いつものように部活あがりで 走ってきてくれる。 意味もないのに、そんな些細なことでも 彼の優しさを感じてしまう。 「ごめーん。試合が長引いてさぁ。」 そう言ってこーたは私の前で手を合わせながらやってきた。 「もぉ。」 「ほんと、ごめんっ。駅前のコンビニで肉まんおごってやっから 許してな?」 「まぢーー? んじゃ、許してあげる―――。」 私は、こーたのその言葉に子どものように目を輝かせた。 「ったくー、お前って現金なやつだよなぁ。」 「えー、何それ?」 「だって、肉まんひとつで態度変わるとか(笑)」 「そんな言い方しなくたっていいじゃーん!」 「んなもんばっか食ってるから、太るんだろ(笑)」 「あっ、ひどっーい! これでもやせたんだからねぇー。」 「どこがーー?(笑)」
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