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「うん。」
私は軽くうなずく。
こーたのそのとびきりの笑顔がどこか可愛く見えた。
あの時の私にはこーたのその笑顔の裏にあった
本当の気持ちを考えることなんてできなかった…。
ただ、あなたと居る時間が楽しかったから。
でも、こーたはあの時から一人で戦ってたんだね。
「おっ、あったあった。」
こーたはそういって駅近くの小さなお店の前で立ち止まった。
「なに、ここ?」
「さぁ? 内緒(笑)」
「もぉー、教えてよー。」
「すぐ、わかるって。」
そう言ってこーたはそのお店のドアを開く。
そのままこーたの後について、お店の中に入っていく。
「那月、こーゆー店好きじゃないかなぁって思ってよ。」
こーたはそう言いながら店の中に入っていく。
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