第3話 私と風紀委員の仕事

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 待ちかまえてたと言わんばかりに校門前に立ちつくす雲雀恭弥。  安全な間合いを確保しながら私は言う。 「風紀委員は朝早くからお仕事大変ですね――。早く死ね」 「僕の所有物が明らかに僕を避ける登校をするからちょっと早めに活動始めただけ」  じりじりと迫ってくる雲雀を避けながら言ってやる。 「それはそれは大変ですね――。近寄るなド変態が」 「せっかく僕が渡した腕章勝手に捨てたんだね。咬み殺すよ?」 『咬み殺すよ』  この言葉を聞いただけで全身に鳥肌が立つ。 「お仕事頑張って下さいっ!私ウサギ小屋の飼育当番あるんで !! 」  何時から並盛中にウサギ小屋が出来たのだろう。  訳の分からない言い訳を言うのと同時に走り逃げようと試みたのだが既に右腕をがっしりと捕まれていた。 「ギャァァァァァァァァァァ !!! 離せ変態!寄るな変態 !! お巡りさ―――――ん !!!!! 」  ぶんぶんと腕を振るのだが相手は不良の頂点に立つ雲雀恭弥。  男。鍛えてあるとはいえ女の私が力に勝てる筈もなく。 「よし」  満足げに再び腕章を人の腕につけていた。 「誰が風紀委員になるか―― !! 」
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