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「ぎゃはははははははは !! 」
「…………」
教室に入るや否、私の姿を見て綾が腹を抱えて笑っている。
「災難だね。それ風紀委員長がやったの?てか外せるのそれ」
日直日誌を記入しながら有美は首輪を指さす。
首輪には相変わらずキラリと光る施錠。
「外せるモンならとっくに外してるわぁ !! 」
ばしっと床にカバンをたたきつけて私は怒り狂う。そんな私の事を綾は未だ大声で笑い続けている。
「あははははっ……音羽もう最高だよそれ !! 」
「ねえ、有美。綾の事殴り殺して良い?」
ぐっと拳を作ると有美は『駄目よ』と一言言った。
「他人事だからって笑いまくってアンタ達親友を悪魔に売る気 !? 」
ばしっと机を叩くと笑いたいだけ笑った綾が答えた。
「だって雲雀さんに逆らったら殺されるもん。運が悪かったと思って諦めれば?
てか雲雀さんのその趣味……ぷぷっ」
やっぱり殴り殺したい…。
「でも風紀委員長必死だね。音羽捕まえる為にわざわざそんなモノまで用意しちゃって」
日誌をパタンと閉じシャープペンを転がしつつ有美は言う。
「でもそれは困るよね。お風呂とか着替えとか」
「それ以前の問題なんですけど……」
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