第1話 私と風紀委員長

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「うわ――――――ん !!!! もう絶対に間に合わない遅刻するっ―――― !! 」  とある理由から私、山本音羽は遅刻する事だけは絶対にしたくなかった。  理由はただ一つ。  風紀委員長、だ。 「よしっこうなったら……」  正門への道を止め、裏門へ回った私は素早く塀をまたぎ超えて叫んだ。 「セーフ!………じゃないんだけどね」  普通にホームルームが始まっている時間だ。完全なる遅刻。  でもまあ一時間目の授業に間に合えば良いかなぁ、って言う軽い気持ちでいた。  それが間違っていた………。  下を……見てなかった。 .
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