35人が本棚に入れています
本棚に追加
/399ページ
「うわ――――――ん !!!! もう絶対に間に合わない遅刻するっ―――― !! 」
とある理由から私、山本音羽は遅刻する事だけは絶対にしたくなかった。
理由はただ一つ。
風紀委員長、だ。
「よしっこうなったら……」
正門への道を止め、裏門へ回った私は素早く塀をまたぎ超えて叫んだ。
「セーフ!………じゃないんだけどね」
普通にホームルームが始まっている時間だ。完全なる遅刻。
でもまあ一時間目の授業に間に合えば良いかなぁ、って言う軽い気持ちでいた。
それが間違っていた………。
下を……見てなかった。
.
最初のコメントを投稿しよう!