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「ん……?」
何を急に固まったのかと思った瞬間突然右腕を掴み上げられ、驚くのと同時に鳥肌が身体中を駆けめぐった。
この反応はもしや…………。
慌てて振り返ると其処には無言で私の腕に何かを通して居る雲雀恭弥の姿が在った。
「ギャァァァァァァァァァァァ !? 」
私が悲鳴を上げる中、作業を終えたらしい雲雀は涼しい顔で私に言い放った。
「君……今日から風紀委員ね」
「は…………?」
自分の右腕を見ると風紀と書かれた腕章が光り輝いていた。
ソレとコイツを何度か見てから再び私は叫んでしまった。
「ハァァァァァァァァァ !? 」
「逆らったら飼い殺すから」
さらっと言い切った雲雀に鳥肌を立てつつ、私は脳内の片隅で思った。
もう……夜中までルービックキューブに熱中するの止めよう、……と。
あ……でもやっぱりやりたいなぁ……とも。
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