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あの楽しかった誕生日会から早5ヵ月、僕の身体は言うことを聞かなくなっていた。
原因不明の身体機能不全、そう……18歳の誕生日のお昼に僕は事切れた様に教室の床に倒れ伏せる。
立ち上がろうとしても足は愚か腕、指すら動かない
直ぐに病院へ運び込まれ精密検査を受けた、しかし
「大変申し訳ありません、息子さんのお身体に異常はありませんでした。むしろそこらへんの健常者よりも健康です。」
診察室のベッドから辛うじて首を動かし見たのは泣き崩れる母の姿
「か……さん……」
口もまともに動かせない、漸く出た言葉は掠れて何時もの頼りない声を更に頼りなくして弱々しくした感じだ
「だ、い……じょぶ。だ……よ……」
頬を伝う生暖かい涙、だけどその涙を流せる事に僕は喜んだ
母は僕に歩みよりベッドに腰掛け頭を撫でてくれた……僕、お母さん子なのかな?
それからは大変だった、やれ入院だのやれもう一度検査だの……大変だった
そして月日は流れる……
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