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~4年前~
「春花~、早くしないとおいてくぞ!」
「ちょっとまって、涼くん!!」
涼くんが中学2年生で、私が中学1年生のとき。
家がお隣り同士しだった私たちは、記憶もない頃から常に一緒にいた。
学校に通うのも、帰るのも一緒。
「早く!急がないと仕事に遅れる💦」
「わかってるってば!」
そう、涼くんは中学2年生ながらに仕事をしてる。
なんとジャニーズJr.なのだ!
3年前にオーディションに応募して見事合格!
最近すごく忙しいみたいで、登下校の時くらいしか一緒にいない。
「ごめん、お待たせ!」
「いくぞ!」
でも、どんなに急いでても、ちゃんと私を待っててくれるのが嬉しい。
帰り道、涼くんはいろんな話しをしてくれる。
そんな時間が好きだった。
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