*春花Side*

2/6

88人が本棚に入れています
本棚に追加
/138ページ
~4年前~ 「春花~、早くしないとおいてくぞ!」 「ちょっとまって、涼くん!!」 涼くんが中学2年生で、私が中学1年生のとき。 家がお隣り同士しだった私たちは、記憶もない頃から常に一緒にいた。 学校に通うのも、帰るのも一緒。 「早く!急がないと仕事に遅れる💦」 「わかってるってば!」 そう、涼くんは中学2年生ながらに仕事をしてる。 なんとジャニーズJr.なのだ! 3年前にオーディションに応募して見事合格! 最近すごく忙しいみたいで、登下校の時くらいしか一緒にいない。 「ごめん、お待たせ!」 「いくぞ!」 でも、どんなに急いでても、ちゃんと私を待っててくれるのが嬉しい。 帰り道、涼くんはいろんな話しをしてくれる。 そんな時間が好きだった。 _
/138ページ

最初のコメントを投稿しよう!

88人が本棚に入れています
本棚に追加