羽根があるから

弓道部の要

表彰式も終わり、みんなは顧問の元へ。
｢チームが１つになり、今回の団体優勝や、野川の成績があったと思う。的前に立つメンバーは目の前に集中し、的前に立つメンバーをそうでないメンバーがサポートし、このチームがあったと思う。みんな自信もっていけな。｣
先生も涙目になって語っていた。
｢３年生を代表して、野川。後輩に一言。｣
先生が言った。
｢はい。｣
返事をして立ち上がり、前へ出た。
｢私たちは、今まで、みんなと楽しい時間が過ごせたと思います。辛いときも、部活以外のときも、みんなで笑ってこれたし、いい経験になりました。努力は必ず報われるから、みんな私たちが居なくなっても、努力して、また勝ってください。あぁー感動してあまり、うまく言えないけど、以上です。ありがとうございました。｣
唯は涙ながらに語った。

こうして、唯の中学最後の大会は終わった。