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その後、過去これ以上速く走った事はないのではないか? と思うくらい息も絶え絶えになりながら全力で家まで走る。
家に着くとそれは巧にも言えたようで、既に家の前で待機していた。
「遅ぇぞ! 何やってたんだよ!?」
多少怒気が混じっているのが分かる
「悪ぃ! 麻紀に絡まれてさ」
「このリア充め! 爆発しろ!」
さらに怒気を込めた声でそう吐き捨てるとズンズンと家に入っていった。
「何で怒ってるんだ?」
訳が分からないが、ここでジッと考えていても結果としてまた巧を待たせる事になるので早足で後を追う。
階段を上り、゛亮太の部屋゛と書かれた部屋へと入ると巧が胡座をかいて自分の分と、そして俺の分まで床の上に未開封で準備してあった。
「準備いいな?」
「遅かったからな」
そこまで遅くないと思うけどな?
まぁそんな事よりも
「んじゃ、早速「「開けますか!?」」
まずはURY VRを開封する。
中には説明書とACアダプター、それと黒いヘッドギアの様なURY VR本体だった。
取り敢えず本体ACアダプターを取り出し、それらを繋ぎコンセントに挿す。
巧も同様にコンセントに挿す。
ちなみに巧のURYは俺のとは対照的で白いURYだった。
取り敢えずこれでURYの準備は完了した。
後は念願の゛ANOTHER WORLD゛を開けますか!?
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