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これによりほぼ確実に手に入る事になったので、そのままバイトを発売日である昨日まで続け、そして昨日URY VR本体とパッケージ版の購入に成功した。
何故それ程までに楽しみにしていたのに、昨日ゲームをしなかったかというと昨日が木曜日だった為だ。楽しみだったが故に時間を気にせずにプレイできる金曜日まで待った訳だ。
この一日がもっとも苦痛だった……
手元にあるのに出来ないこの気持ち。きっとお預けを喰らっている犬はこんな気持ちなのだろう。
だがそんなのも後少しで終わりだ
「それじゃあ帰ったら、即行で俺の家に来いよ?」
巧は俺の言葉に頷き、
「オッケー把握、光の速さでお前の家まで向かってやるよ!」
流石にそれは無理だろうが、そのくらいの心意気で来て貰わないと俺が困る。
「だからそれまで「「開けるなよ!?」」
俺達は口を揃えてそう言った。
「此処まで来たら一緒にやりたいからな? 開けねぇよ」
「解ってるなら宜しい」
俺達はお互い顔を見合わせ、先程の神妙な顔つきではなく、笑顔を見せ合った。
すると、図ったかのように担任の先生が教室に入って来て、
「ほら席に着けぇ」
SHRを開始した。
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