《暴食》のベルゼブブ

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150キロはゆうにありそうな、ダボダボの白シャツとジーンズをはいた青年が立っていた。 ???「見ツけたゾ。」 祐一「何か、あいつ喋り方がおかしいな。 中国人か?」 命「祐一さん、離れてください! そいつは《暴食》のベルゼブブです!」 祐一「え?何だって・・・」 突然、青年が突進してきた! とっさに避けるが、青年はゴミ箱にぶつかり、それを噛み砕いた! 祐一「・・・マジ?」 命「大マジです・・・ここだとかなり被害が出そうです、場所を変えますよ。」 命はそう言うと、手を上にあげ指パッチンを鳴らす。 途端に景色が、何もない荒野に変わったのだ。 命「亜空間に転移しました、ここならどれほど壊れても問題ないです。 祐一さん、私の後ろに隠れてて下さい、あなた何も出来ないんですから。」 何も出来ないんですから・・・命の言葉に傷つきつつも、後ろに隠れる。 だって、しょうがないじゃないか、何も出来ないんだから・・・
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