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ベルゼブブ「喰ウ、喰ウ、喰イ尽くス!」
ベルゼブブの身体にひびが入る。
命「人の姿から、本来の悪魔の姿に変わるんです。
あれが奴らの本性ですよ。」
命の言葉通り、人の姿から悪魔の姿へと変わる。
想像とは少し違うが、獣人と言う表現が合っている。
人型ではあるが、顔と皮膚は象、そして黒い翼が生えている。
ベルゼブブ「喰ウ、喰イ尽くス!玉モ、貴様等モ!!」
ベルゼブブの咆哮と共に、命は駆け出していた。
命「まずは様子見ですね、初級魔法 ファイヤーボール!」
命の掌からいくつもの火球がベルゼブブに放たれる!
ベルゼブブ「こンなもノ、効くカ!」
ベルゼブブは大きく息を吸い込み、命のファイヤーボールを吸収する。
祐一「魔法!?どこぞのファンタジーだよ・・・」
最早傍観者と化している祐一にはこんなコメントしか言えない。
お前、今まさに悪魔に命狙われてんだぞ・・・
命「〈吸収〉ですか、成る程これがベルゼブブの能力ですか。」
祐一「〈吸収〉?能力って何だよ?」
命「《7つの大罪》の名を持つ悪魔達は、それぞれ固有の特殊能力を持っています。
ベルゼブブは魔力を吸い込み、自分の力とする〈吸収〉を持っているんです。」
ベルゼブブ「そうダ!しカも吸収しタ魔法ヲ自分で使ウ事モ出来ル!
こノようニナ!」
ベルゼブブは得意気に話すと、先程吸収した命のファイヤーボールを口から放ってきた!
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