普遍的な日常

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♪人間という仕事を 与えられて どれくらいだ? 相応しいだけの給料 貰った気は 少しもしない・・・ BUMP OF CHICKENの「ギルド」を聞きながら俺、佐藤祐一は学校に向かう。 高校一年の春に両親を事故で亡くし、親戚に引き取られたが居心地が悪くアパートを借りて一人暮らしを始める。 アパート代を出す、と親戚の人は言っていたが、両親の遺産は相当なもので、俺が社会人になるまで困らないような額だった。 昔から人付き合いは苦手で、輪の中に入ろうとせず、勉強も運動も得意という訳ではない。 夢や将来など考えず、なるようになるだろう、と投げやりに過ごす毎日。 そんな日が続くと思っていた、あの日が来るまでは・・・
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