舞い降りた少女

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命「動かないで下さいね、首を落としたくはないので。」 恐怖のあまり体が硬直する俺、そんな事も気にせず命は話を続ける。 命「私がここにいるのは、あなたを守るためです。」 いや、あなたに殺されかけてますが・・・ 命「あなたの躯には、世界を統べる程の力を持つと言われる玉、黄金魂玉(おうごんこんぎょく)、略して金玉が入っているのです。」 その略し方はアウトだよね!?声に出したいが鎌が怖くてどうしようもない。 命「もう逃げませんね?それなら鎌を下ろします。」 下ろされる鎌、ほっとして言いたかった一言を放つ。 祐一「その略し方アウトだよね!?」 命「その言葉、さっき心の中で聞きました・・・しょうがないなぁ、じゃあ黄玉(おうぎょく)でいいですか?」 祐一「それなら問題ないけど、何で俺にそんな玉が入ってる訳?命の危険って何よ?」
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