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祐一「ちょっと待って、何で俺の両親が死んだ事が分かってんだ?
そもそも黄玉が俺の中に入れられたのはいつだよ?」
命「黄玉はあなたの両親が死んで、葬式が行われた時に入れられました。
その時に、やたら身体を触ってきたり、きつく手を握ったりする人はいませんでしたか?」
祐一「そういえば、見覚えないけど、母さんの会社の上司とかいうオバサンに(辛かったでしょうね、悲しいでしょうね)とか言われて手をきつく握られたような・・・」
命「それはおそらく、人の姿に化けた悪魔です。
奴らは姿を変える事が出来るのです。
もう一つ、言いにくいのですが祐一さんの両親の事故は実は悪魔達の手によって引き起こされたものなのです。」
祐一「・・・嘘だろ?何で父さんと母さんが殺されなきゃならいんだよ!」
命「標的は誰でもいいんです、自分達の利害のために他人を殺すことを厭わない。
・・・最低な連中ですよ、祐一さんのご両親にはお悔やみ申し上げます。」
祐一「ふざけんなよ・・・何でこんな事に・・・」
ただ適当に選ばれた、それだけで俺の人生狂わされたってのか・・
突然命の顔つきが厳しくなった気がした。
命「話はここまでです、来ましたよ。」
来た?何が来たってんだ?色々な感情がごちゃ混ぜになり、混乱状態になりながらも後ろを振りかえると、そこには・・・
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