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某所、歓楽街からほど近い雑居ビルにて他殺体が発見される
激しく争った形跡がありガイシャが使用した拳銃から３発、発射されたものと思われる
ガイシャの左手からの硝煙反応、薬莢も三つ発見
そして付近の住民からの聞き込みにより昨夜の２３時過ぎ男の怒鳴り声と銃声を聞いた様で
死亡推定時刻はその直後だと思われる
ガイシャの右腕は鋭利な刃物で切断されたようであり
部屋に着いている多量の血痕から失血によるショック死の可能性もある
眠たそうな男が火を着けていないタバコをくわえながらドアから入っ来た、前乗りしていた刑事がガイシャの横に座り笑いながら喋りかけた
「まっ詳しい事は検死待ちだな、お前監察方の応援行ってて徹夜だったんだろ？
御愁傷様だな瀬口」
『．．．．．．．仕事ですから』めんどくさそうに男は答えた
瀬口朋晃巡査部長
彼はこの事件をきっかけに世界の深奥を覗く事になるのだが
．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．．それはまだ先の話になる
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