曇り空の日に。

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読者の皆様へ。 この作品に目を止めていただき、 ありがとうございます。 この話は事実に基づく内容です。 正直、小説にするかどうか迷いました。 不謹慎かもしれない。 善しとしない人もいるかもしれない。 でも、それでも知って欲しい。 人の命の尊さや重さ。 貴方のたった一つの命が どれだけの人間を支えているのか。 人が1人生きている。 その偉大さや素晴らしさを。 それだけで救われている命が どれだけ存在するのかを。 今、死と向かい合っている人。 周りにそんな友達が居る人。 皆様に、知って欲しいのです。 私の感じたことが一人でも 多くの命を救うことが出来たならば。 一つでも悲劇を事前に防げたならば。 そんな気持ちで書いています。 どうか、どうか、考えて欲しい。 自ら命を絶つことの悲しさを、 残された者の絶望を、 そしてこの作品を読んで、 生きていく中で希望を 見付けてくれる人がいれば、本望です。 2011_06_22_斎崎緋墨
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