始まりは既にいつからか

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「まあとにかくです。この件は他言禁止、そこのところわかりますよね?」 「言ったら縛ってくれるか?(#´д`)ハァハァ」 「縛りませんし無駄に表情を顔文字で表さないでください」 「(≧∇≦)ハマってるのだから仕方がない」 そんな携帯を持ちはじめた子供みたいな事しないでくださいよ。てか会長は見た目幼女だから子供か。 「(`゜д゜)体は大人だがなぁッ!!」 「禁止!顔文字禁止です!」 「しょぼん…」 俺はそのあと重々と会長に翠との件を内緒にするよう言い聞かせてから部屋を後にした。 それから行く場所は決まっている。自室にて待つ翠のところだ。 この朗報ををいち早く、だれよりも早く(まあ知っているのは俺と会長だけだが)翠に伝えたい。 待ってろ翠。今すぐ行くからな。 とか考えてたら自室を遥かに通り過ぎていた。 「……な、あ………へ?」 部屋に戻った俺は、室内の有様を見て絶句した。 「っふふ…。かわいいな、翠…」 「か、会長さんっ。お兄が、お兄が帰って来て…」 「おや。帰って来なかったら続けていたのか?」 「やっ…そうじゃ…」 部屋には翠がいる。それは間違いないハズだ。 だがこれはどうだ? 部 屋 に は さ っ き 別 れ た ば か り の 会 長 が 「って!何やってんですか会長は!」 とりあえず会長にゲンコツしておいた。
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