始まりは既にいつからか

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そうだ、きっと何とかなる。何とかなるんだよ! 「あんれまぁお兄ぢゃん、あざがら翠ちゃんとどご行ぐだか?」 奇跡も魔法もありゃしない! 魔王がおいでなすったぞこの野郎! しかも朝からフィーバーしてやがる。まさか田舎のおばあちゃん口調とは、やられた。 「あ、花ちゃん」 「おぉ翠ちゃまでねえか!ありがたやありがたや…」 んな梨○ちゃまみたいに言うなよ…。 ヤバい、長年の考えから自ずと頭に響く。 ……今の花は絶・好・調である! 「そんな、花ちゃん……拝んでも何も出ないよ…」 「ちっ……シケてやがんな…」 舌打ち!?舌打ちだと?! ダメだ……もうおしまいだぁ…! 「そ、それで花は何の用なんだよ」 「おんやぁ?わたすぃが翠ちゃんとイチャついたらいけませんの?wオーホッホッホッホww」 くそっ、ひぐら○とはまた濃いネタで来やがったな…。 「まあな。お前が居たら迷惑なんでなぁ? お引き取り願いたいぜ」 「あうあう……お兄ちゃんが虐めるのです」 キメェ!妹がキメェぞこれ! なんで口調を統一しないんだよ、どんだけアンバランスなんだよお前は。 しかも虐めていないからな。普通にあしらっただけだろ、まったく。 「お兄…」 イヤァ!そるな悲しそうな目で見ないで!某保険会社のチワワを思い出しちゃう! どうする、アイ○ル。
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