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「それはともかく有栖川さん、花は現状説明を要求します!」
テメェが俺の逃避行を邪魔しに来たんだよ、以上。
しかし、やはりと言うか何と言うか翠はやはり綺麗な娘。
親切な事に花に事情全てを、そりゃあもう清々しいまでに話しましたよ。お兄涙目よ。
だが唯一来を遣ってくれたのは、朝(と言うか昨晩の事)の事を言わないでくれた事だ。
やはり翠はいい娘!嫁に欲しいくらいだよ。
そんな翠は
彼女にしたい女子ランキングin中等部
にてトップの座をキープしている。本人は知らないらしいが。
ちなみに高等部では会長が不動の一位だ。解せぬ。
「へえー。て言うか翠ちゃん、別荘来てまでお兄ちゃんを起こしに来るなんて、もう私の嫁になる?」
翠が本物の妹より気が利くなら、お前は本物の妹に有らず。
「えへへ……。でも、花ちゃんは女の子だよ?」
「百合とか最高じゃん」
このやろ花お前、翠を汚す気かコラ。やらせはせん、やらせはせんぞ~!
「ゆ、ゆり?」
「野郎同士が穴を掘り合ってんのは秋田から」
く……たしかに、花のヲタの始まりはBLだからな、飽きもするさ。
「?…??あ、な?掘り合って?花ちゃんはよくわからないけど、凄いなぁ…」
「えっへん!」
「花、いい加減にしろッ」
花の頭にツッコミとしてチョップを入れて花を退かせた。
そろそろ行かないと他のメンバーに見付かる。南はさっき説明したが油断は出来ない。
希沙は……ヤバい。絶対ヤバいから、希沙は。
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