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もはや脅威に怯えるばかりで、立ち去ろうとする俺を花はさらに阻むのだった。
「そこの美しいお嬢さん」
「そりゃあよかったな、じゃあな」
「誰もお兄ちゃんに言ってねぇからw」
翠が返事をする前に返答したんだよ、悪いか、それでお前に迷惑かけたか、それでお前死ぬのか。
ネタにはネタで返すべきか返さないべきか、はたまた無視か…悩むな。
「お兄ちゃん?翠ちゃんは皆の翠ちゃんなんだよ?だからマワして遊ぼうよ」
「卑屈に聞こえるのは俺だけじゃないはずだぞ。
そもそもお前は何か用事があって俺の前に立ちはだかってるのか?」
「お兄ちゃんに用事ってww欲求不満ですかw」
そっちに話しを持って行くんだから、かなりの欲求不満なんじゃないか?病院に行こうか?主に精神科に。
「俺はお前と違ってリアルが多忙なんだよ。
どうせお前は2ちゃんにニコ動に+エロ画像検索でもしてんだろ?」
「何故わかった
もう嫌だこの妹。ムカつくしムカつくムカつくでマジムカつく。何言ってんのかわからないだろうが、正直俺も疲れで頭が回らなくなってきているためか目眩がするぜ。
朝から千秋と会長を攻略してきたと言うのに。関羽がどんな気持ちで千里行をしたのかがわかるわ。
(義のためであるッ!)
お黙り。
「お兄…。そんなに花ちゃんを邪険にあしらわなくても……ほら、私は、その…まだお兄だけのモノじゃ……ない、し……」
その翠の何気ない一言で、ダイバージェンスメーターの変動率が二桁くらいまで行ったぞ。なんつう爆弾発言をするんだこの幼馴染みは。
「まだ……だと…?」
それに釣られない花はこの世にゃいない。絶対にな。
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