始まりは既にいつからか

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「貴様…凡愚の分際で、何私の嫁に手を出している?凡愚は凡愚らしく底辺ヴィィィィィッッッチ女といやらしいメロディーを奏でていればいいんだよ。この馬鹿め」 あぁん、ホイホイチャーハン? 何言ってんのかミクロレベルもわからねぇよ。アレか?今流行りのカムチャツカ語か何かか?安心しろ、俺らの周りじゃブームにならないから。 「う゛ぃぃぃぃぃっっっち?……あ、もしかしてウィッチの間違えかな?そうかな、花ちゃん?」 それは違うぞ翠。魔法使いと賢者くらい違うぞ。ゾーマとメラゾーマくらい違うからなそれ。 「いかにも」 花も悪ノリするなよ。馬鹿なの?死ぬの? 馬鹿は死ななきゃなおらない…いや、馬鹿は死んでもなおらない。 ……………。 花ってつくづく救われない奴だよな。 「そっかぁ…!また一つ賢くなれたよ!」 ヴィッチ=魔法使い なんて考えてないよな、翠よ。お前だけはアホノコにならないでくれ。お前が唯一のサンクチュアリなんだから。 「ふふん!さすが私、賢い!」 「卑猥なだけだろ馬鹿め。お前は少し清純というのを知る必要がある」 「うん、それ無理」 「無理じゃねえ。やるんだよ」 「イヤン、名言の無駄遣い♪」 「だったらお前は言葉の無駄遣いだな。もはや喋る事すら惜しい」 「千回'喋るな'って言ったらやってもいいよぉぉ!!」 ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい………じゃなくて! 「お前は早く寝なさい!」 「お兄ちゃんどうしたし」
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