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「えっ、浴衣?浴衣プレイ?脱衣プレイでっか?wこのリア充がww」
あーもうムカつくなあ。お前はいちいち台詞に草生やさなきゃいらんないのか、なんにでも草生やせばいいなんて、鯛焼きと鮹焼きくらいの大間違いだからな。
「違うって言ってるだろ。ほら翠、お兄とあっちで浴衣選ぼ」
「陽……すごく、卑猥に聞こえちゃう………あと、私ね…下、履いて…」
「下は履けえぇぇぇ!!」
そこに希沙の介入を許してしまった、それによって俺の突っ込む頻度が上がって同時に血圧も上がってしまう。
イライラは体に悪いって早苗先生が言ってた。
「陽…今なら、ノーガード」
「何が何で?」
「………………えっち」
はあぁぁぁぁぁ!?何故そうなる?!俺今普通に素朴な質問をしたよね?普通にQしたよね?
なのにこのアンサーってどういうこと!?
「陽ちゃん……」
しかもいつの間にかいた会長に怪訝なジト目で見られてるんだが!?
「会長……陽…えっち」
「うむ、わかっている。陽ちゃんがエロいのは元来」
「人を歩く猥褻物みたいに言わないでください」
「だがそれがいい!!」
「アンタちょっと頭おかしいでしょ!?」
会長の明言に希沙は頬を赤らめて「…素敵」と、まるでそうあって欲しいと言わんばかりにウットリした顔をこちらに向ける。
だがやらないからな。
「エロスは人が求める最大欲求!」
食欲に勝りますかね。
「エロス、これ至高ww」
テイクアウトするなし。
「……………陽、子作り」
しません。
「お兄、浴衣……」
行こう、あっちに、出来るならば誰もいないところで、二人で。
翠の背中を押しながらとりあえずリビングから離脱。これ以上この空気に触れてはいけない。
『陽ちゃんエッチ~~』
まだ言うか!!
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