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4月10日~入学式当日~
橘「もう、2年か・・・」
しっかりクリーニングされている制服を見て僕はつぶやいた。
橘「はぁ・・・クラス替え嫌だなー」
せっかく仲良くなれた友達もいるのに、なんて残酷な仕打ちなんだろう。
橘「なんか面倒だな・・・学校休もうかな」
押し入れに入ろう・・・
しばらくすると、
???「にぃに、なにしてるの?今日はみゃーの入学式なのに」
橘「なんだ美也か。今日は気分が乗らないんだ。休ませてくれ」
美 也「そんなこと言ってないで早く出てよね~」
橘「嫌だ。もう今日は閉店だ。」
美 也「だーめ、今すぐに開店してよ~でないとにぃにのお宝本、お母さんにばらすよ」
橘「ぐぬっ。それだけは勘弁してください」
美 也「だったら、早く出てよね」
まさか、お宝本を人質にとるとは・・・
橘「じゃあ、着替えるから下で待っててくれ」
美 也「早くしてよね。時間があまりないんだから」
ぱっと、着替えて簡単な朝ごはんを食べ家を出た。
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