始業式

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「先ー輩!!!」 ―…!!!! 「あ!ゴメン!大丈夫だよ!」 私は笑顔で言った。 …無意識で見つめてた… きっとカッコいかったから! うん!誰でも見つめちゃうよね! 一人で首をぶんぶんふりながら 納得をしていた。 「クスッ」 …ん? 「え?何で笑ってるのっ?」 真顔で彼に聞いた 「だって先輩面白い♪」 「そんなこと…ああぁぁ!!!!」 「!!今度はどうしたんですか?!」 いきなり叫んだせいか彼はビックリしている 「学校……ちこく…!」 私がそう言うと彼が 「あぁっ!俺入学式なんすよ!先輩一緒に走って行きましょう!」 え!一緒に? 走るの苦手… 「行きますよ―」 彼は私の返事も聞かず 私の腕を掴んで走り出した
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