来ちゃったよ、幕末に。

10/10
前へ
/60ページ
次へ
朝「あなたを信じてついて行きましょう。」 (もし裏切られたら斬るのみっす…) 芹「よし、決まったな。」 そう言うと 来い と言いながらクルッと踵を返した。 僕もそれについていく様に歩く。 新「お前を認めたわけじゃないからな。」 通り過ぎて行くときボソッと新見さんが呟いた。 (別にいいっすよ。 ここに長居するわけじゃありやせんし。) そう思いながら暗くなりはじめる空を見た。 朝「海月さん。 あなたはどこにいるんすか…。」 ぽつりと呟いた言葉は誰にも聞かれず風の中へ消えていったのだ。
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

287人が本棚に入れています
本棚に追加