始めに

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周りには薬液の入った瓶やフランシスコやビーカー、書物が散乱していた。 『完成したーーー!!!』 そんな中からボサボサの髪の毛をしながら両手を上げ喜ぶ少女。 『ふへへへ… これは前代未聞の研究成果。 この薬で…』 薬を片手に気持ち悪い笑い方をしながらぶつぶつと言った。 『匂いはどうなのかな?』 キュポッ 蓋を取り匂いを嗅ぐ。 『甘っ……「海月さん!!」 ビクッ!! ツルン あろうことか声に驚き手から小瓶が滑り落ちた。 (私の前代未聞の薬ーーー!!!) ダダダと走りスライディング。 が ゴクッ 小瓶の蓋が開いていたため薬を誤って飲んでしまった。
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