~第2章~

8/17
前へ
/51ページ
次へ
「……ゴメン。」 ペコリと軽く頭を下げる。 「えぇって。美沙は『帰りたくない』言うから、ここに連れて帰ってもうたけど(笑)」 私、最低じゃん… 「……うぅ…まじでゴメンなさい。」 「まぁそのまま寝かせるつもりやったけど、えぇ歳して我慢出来んかったわ(笑)…俺こそゴメンなぁ。」 と苦笑い浮かべ申し訳なさそうに謝る彼。 「いゃいゃ…私が悪いんやし。」 「じゃあ、お互い様ってことで(笑)。ほら、乾いたよ。」  微笑みながら私の頭をポンポンと軽く叩いた。 「ありがとう。」 ーーカチーー 煙草に火をつけた。  亮も床に腰を降ろし、煙草を吸い始めた。 「あっ。今、家に食べる物ないから洗濯終わったら何か食べに行く?」 「うん。」 .
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

98人が本棚に入れています
本棚に追加