98人が本棚に入れています
本棚に追加
「……ゴメン。」
ペコリと軽く頭を下げる。
「えぇって。美沙は『帰りたくない』言うから、ここに連れて帰ってもうたけど(笑)」
私、最低じゃん…
「……うぅ…まじでゴメンなさい。」
「まぁそのまま寝かせるつもりやったけど、えぇ歳して我慢出来んかったわ(笑)…俺こそゴメンなぁ。」
と苦笑い浮かべ申し訳なさそうに謝る彼。
「いゃいゃ…私が悪いんやし。」
「じゃあ、お互い様ってことで(笑)。ほら、乾いたよ。」
微笑みながら私の頭をポンポンと軽く叩いた。
「ありがとう。」
ーーカチーー
煙草に火をつけた。
亮も床に腰を降ろし、煙草を吸い始めた。
「あっ。今、家に食べる物ないから洗濯終わったら何か食べに行く?」
「うん。」
.
最初のコメントを投稿しよう!